第3回
やっぱり呼吸

意識とからだ、つながってきましたか?
つながった状態でやるかやらないかで、
その後の効果に差がでてきますので、ぜひ感覚をとらえながら
行ってみましょう。
さて今日は腹式呼吸について。
オヘソの位置を意識しながら行う呼吸は
主に腹筋を使い横隔膜を動かして行われています。
普段、呼吸と同じで腹筋も
そうそう意識しているものではありませんよね。
しかしオヘソはからだの中心となる部分。
ここが自分の意識一つでコントロールできるようになれば
深い呼吸はもちろん姿勢の改善にもつながって
まさにいい事づくめ。
ここで腕の動きと呼吸を連動させて、横隔膜のコリを解消し
呼吸活動を高めて新陳代謝の良いからだを手に入れましょう。
まず椅子にすわったままでも、床にあぐらをかく、ヒザをたてる、
とにかく楽な座り方で。立位なら肩幅ぐらいに足をひろげます。
まず動きだけやってみましょう。
腕は体側で伸ばした状態から20センチほど離し、オヘソをなるべく正面に向けたまま
からだを後方へひねり目線はひねった側の指先を見ます。
そして5秒または息を吐ききるまでキープ。
この時、肋骨の一番下の部分に
へこんでくるような感覚をおぼえます。
またひねった側の肩甲骨の内側が、グーッとよるのを感じてください。
次に呼吸を合わせてやってみます。
正面を向いている時に鼻から息を吸って、
オヘソを背骨に近づける意識をしながらフーッと吐いて
からだを後方へひねります。
息を吐ききったら、吸いながらゆっくりと正面に戻します。
そこで一息をついたら同じ要領で逆側も同様におこないます。
上半身が頭のテッペンから吊られている感覚で、
からだの中心軸をまっすぐ保ちながらやってみましょう。
続けていくと肩こり、猫背解消の突破口が見えてくるはずです!


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