第17回
“悪いクセ”から“良い習慣”へ

「成人病」といわれていたのは
もはや昔のお話。
発生原因は普段の生活にあり!
ということで今は「生活習慣病」と
改名されているのは皆さんもご承知のとおり。

ここで普段の生活を活動面から見てみましょう。
思うところがある方は、“悪いクセ”から
“良い習慣”へと変身させるチャンスをつかんでください。

まず、階段。
駅の階段も最近はエスカレーターが増えてきましたね。
階段も以前このコラムで紹介した呼吸法、
そして、腹圧の意識と吊り感覚で
「お腹から階段を上がる」気持ちで上ってみると、
からだが上へ上へと引き上げられてきます。
さらに足のウラを使って
カカトをしっかり持ち上げるようにすると
ひざ下がスッキリしてくるでしょう。
一歩上がるたびに、背中が丸まって
重力とお友達になってはいませんか?

そして、信号待ちや、電車待ちの時。
立っている時、片脚重心や
脚がクロスになっている方。
これ、骨盤の歪みに効いてしまうのです。
お腹の意識がぬけまくってしまい、
重たい上半身が骨盤に全〜部かかってきて、
おまけに片脚重心になっていたら
その重みはさらに片側に押し寄せて、
腰や股関節を痛めやすくなります。
背骨のゆがみにもつながりますね。
脚を楽な幅に開き、
両足均等に体重をかけてみましょう。
これだけだと仁王立ち状態で少々コワイので、
耳と肩の間を広げ、首を長くすると
肩から首にかけてのラインをきれいに
演出してくれます。

最後にカバン。
同じ方の手や肩ばかりを使っていると
左右の肩の高さが違ってくる場合があります。
これに気付かないままでいると、
高さ違いがさらに広がり大きな歪みへと
つながってしまいます。
コマメに持つ手を変えて、
偏りの無い使い方をしてあげましょう。

クセだって、内容次第で良い習慣!


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