第46回
地面を蹴ろう！

体の硬さには個人差があります。
けれど全体的に共通しているのは背面部！
（腰・お尻・モモ・ふくらはぎ）。

その中で私が注目しているのはふくらはぎと
その延長線上にある足首です。
特に足首だけに焦点をあてた動きでなくとも
なかなか意に沿うように伸びなくて、
ふくらはぎから足首にかけての可動域がせまくなっている人が
意外に多いのですね。
普段歩いている時は気付かなくても
あらためてストレッチをしてみると、
「あっ、足首を使って歩いていない・・・」
という発見があるかもしれません。

足首を使って地面をしっかり蹴った歩きをすれば
それだけふくらはぎの筋肉が刺激されて、
血液循環もよくなり“使える足首”に変身。
関節もしまってきます。

ふくらはぎを伸ばしましょう。
まずはしゃがんだ状態から（息を吸って）
右脚だけにゆっくり体重をかけ
15〜20秒キープします。（吐きましょう）
この時、右腕は下から右ひざを抱えるようにして、
左手を軽く右ももの上にそえると体重がかけやすいです。
ポイントはカカトが床から浮かないように、
そして関節を痛めない目的でつま先とヒザの方向が
同じになるようにしましょう。
体重移動とカカトを着ける意識で筋肉を引っ張り合っているのが
体感できると思います。

ヒザから下は主に３つの筋肉で構成されています。
二つの腓腹筋と一つのヒラメ筋です。
特に後者は足首にしか働きかけないですし、
奥にある筋肉ですから、
伸ばす時は余ほど意識を集中させないと
その筋肉の存在を感じることすら難しいかもしれません。
けれど、一度や二度でこりずに
ぜひマメに伸ばしてみましょう。
なんせ使用頻度がとても高〜い関節なのですから。