第57回
年齢なんかにとらわれない!

あなたは今、自分の年齢をどの様に感じていますか?
数字の大きさや、
その数字に対して周りが発する言葉に
都合良く便乗してはいませんか?

私たちの生活が多様化の波に包まれているおかげで、
年齢は10代でも実は体力が60代並であったり、
実年齢は60代でも、心とからだは元気いっぱいの10代!
であったりとまさに千差万別の様相を示しています。
では、この違いは一体どこからやってくるのでしょうか?
「え〜また〜」と言われてしまいそうですが
“運動”この一言につきます。

以前にも書きましたが
私たちは日々、重力に逆らって生きています。
その為にからだでは「抗重力筋」と言われている筋肉が
主に下半身と、お腹と背中でからだを支えてくれています。
筋肉は、残念ながら加齢とともに次第にダウンしていきますから、
これらの筋肉量をいかに多く保つかで、
その後の生活が左右されてくるのですね。
筋肉が少ないと疲れやすく、重力に負けやすくなります。
脂肪が多いのも良くありませんが、
筋肉が無いのはもっといけない。

高齢者約1,000人の皮下脂肪と筋肉量を調査した結果、
加齢にともなう腕の太さはほぼ変わらないのに対して、
モモが細くなっていることがわかった事が報告されています。
まさにからだを支え、私たちの移動手段である脚。

しかし、からだの変化はこれだけにはとどまりそうもありません!


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