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         第65回 
          スローに伸ばそう 
        筋肉を伸ばす時は速さも大きく関係してきます。 
        神経支配を受ける筋肉は、 
          強くて速い反動を受けた時は同じ様に 
          速く戻ろうとします。 
          これは昨日紹介した伸張反射ですね。 
        逆にゆっくり伸ばしていくと 
          神経もゆっくりと伝わっていき、 
          筋の最終的な長さだけに反応します。 
          さらにリラックス効果も作用して 
          伸張反射がおこらずに伸ばすことができるのです。 
        伸ばす時間について。 
          このページ上ではいつも15〜20秒と明記してきました。 
          これは人それぞれの感覚が大きく左右するところなので、 
          必ず何秒!とはいいきれないところがあります。 
          伸ばし過ぎると痛みを感じる場合もあるからです。 
          けれど、実際教室で行う時は20〜30秒は行っているでしょうか。 
          最終的には「気持ちがいい」、これにつきます。 
        ストレッチの一つの特徴として、 
          “伸ばす時間を強調”させるところにあります。 
          普段の生活では、急ぎはするけれど 
          あえてゆっくり・・・という事が 
          非常に少なくなっていると思いませんか? 
          スローフード・スローライフ・・・ 
          なんていう言葉を最近耳にしますが、 
          ストレッチを行う時も 
          気持ちをゆったりさせて、 
          普段の急ぎすぎから逆行する時間を 
          あえて作ってみませんか?  |