第66回
伸ばしてだめなら・・・

筋肉を伸ばそうと思っても
なかなかうまくいかない時は
逆に縮めてみてはいかがでしょうか?

筋肉は神経支配をとても多く受けています。
それをうまく逆手に利用して、
関節の動きを大きくしてあげましょう。

たとえば股関節。
よくあお向けになり腰を伸ばすストレッチとして、
両ヒザを両手でかかえ
胸の方に引き上げるものがあります。
ただ、これは股関節に“つまり感”を感じる人も多く、
そのためにヒザを充分に引きつけられず
腰のストレッチをしているのか、
股関節の硬さをあらためて自覚させられているのか
「どっちなの?」という状態になる事があります。

こんな時は
腰の筋肉と股関節に意識をもっていき、
ヒザで、かかえている両手をグーッと
ゆっくり押してあげましょう。
両手は逆にヒザを少し押さえて
5秒キープしてストン!と脱力。
これを3回ぐらい繰り返してみます。
そして息を吸って〜
ゆっくり吐きながらヒザを胸に近づけてみます。
するとあら不思議!
股関節の“つまり”はどこかに吹き飛ばされて
ヒザが胸に近づけやすくなってきます。
こうすれば、腰の筋肉も充分に伸びて
本来のストレッチ感を得られます。

どうぞお試しを!


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