第67回
前屈にだって使えます

伸ばす筋肉を油断させるこの方法は
前屈にも使えます。

私たちはどうしても真っ先に両脚を前に伸ばして、
上体をグイグイと前に倒しがちですよね。
けれど、今度行う時は
こんなやり方にトライしてみてください。

まず、壁に背中をつけられる場所をみつけて、
その場で脚を伸ばして座ります。
最初だけゆっくりと上体を前に倒してみて、
手が届く位置を確認したら
ヒザを曲げて背中を少し丸めます。
両手はヒザの前に組みましょう。
その状態から背中で壁をグーッと押します。
5秒ほどでストンと脱力、
それを3回ほど繰り返します。

そしたら最初と同じ様に脚を伸ばして、
もう一度同じようにからだを前に倒してみましょう。
油断していた背面部の筋肉は
反射を起こしづらい状態になっているので
先ほどよりも前屈しやすくなっているはずです。

もしパートナーがいれば二人組みの方が
効果が上がるでしょう。
1人が壁の変わりとなって、
ヒザを曲げてすわっている人の背中を押してあげます。
すわっている人は背中でパートナーの手を後方へ押します。
5秒ほど押してストンと脱力を2〜3回。
脚を伸ばして倒す時も、
せっかくですからパートナーの背中を押してあげましょう。
反動はつけないで!
「息を吸って〜、はい、吐いて〜」と
声をかけながら押します。
一度押したら、そのままキープ。
常に相手とコミュニケーションをとりながら
やってみましょう!


←前回記事へ 2002年12月5日(木) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ