第96回
玄米パワーって?

マクロ(大きな)ビオ(生命)ティック(学問)を、
世界中に発展させた桜沢如一氏が昭和14年に発行された
“新食養療法”(実業之日本社)の改正発行版をもとに、
私が玄米菜食をスタートしてから一週間が経とうとしています。

「食事と運動がからだを治す」と言い続けてきましたが、
自分自身がどうであったか。
既に運動習慣がある私にとって、残るは食習慣。
これを変えることで自分がどう変化するのかを知りたくて、
トライすることを決め、
今までの食習慣を全面的に見直す事にしました。

とにかくこれまで普通に食べていた
肉、魚、砂糖類、乳製品、玉子のような
動物性のものや果物。
これらを一切取っていないので結構きついです!
けれど片方では、「食べられものがあるありがたさ」や、
いかに私たちの生活が、気軽・お手軽に食べ物が
手に入る環境なのかという事も見えてきて、
新しい気づきの連続です。

さて、「玄米はからだにいい!」
とは知っていても、具体的にどういいのでしょうか。
玄米とは表皮、ぬか、胚芽がついたままのもので、
水に付けておくと芽が出るまさに生きたお米。
精白米とはこのすべてを取り除いたものなので、
水に付けておいても腐るだけなのです。
この違いは大きいですね。

次に、栄養分です。
精白米はほとんどが炭水化物とたんぱく質で構成されている為、
不足している栄養分をさらにからだが欲するので、
過食気味になったり、
よくかまずに飲み込んでしまったりする傾向があるようです。
玄米はというと、上記の他にも
食物繊維、灰分、カルシウム、リン、鉄、ナイアシン、
ビタミンB1・B2・B6、脂質すべてをあわせ持った
まさにパーフェクトフード。
「玄米を食べている人は肌や髪にツヤがある」
といわれる所以もこんなところからきているかもしれません。

けれどこの玄米。
秘めている力はまだまだ期待できそうです。

*参考文献 「玄米がおいしい」オレンジページ発行


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