第103回
上と下のつながり

「山登りが趣味だ」という人や、
日頃からジョギングやウォーキングなどを
欠かさずに行っている人は、
自分の脚力に自信を持っているはずです。
けれどせっかく備わったその脚力。
脚だけでグルグルまわしているだけで、
全身につなげていなかったらもったいないと思いませんか?

私たちのからだにある筋肉は、
まるで鎖のように複雑な形でつらなっています。
そのおかげで一部の筋肉で得た力が次の筋肉へと
連鎖していく仕組みになっています。
脚は、からだの中で
とても大きな力を発揮する筋肉が備わっているところですから、
この連鎖の特性を利用して、脚で得た力を全身につなげ
文字通り“からだは一つ”という感覚を備えてみましょう。
方法としては、あえて不安定な状態を作り
それを我慢してみること。

まず、脚をそろえてまっすぐ立ちます。
そこからゆっくりと
股関節から上体を前にゆっくり倒して、
一度両手をモモの上にのせてからだを支えます。
そして床と平行になるくらいまで倒してみましょう。
(大切なのはヒザが曲がらないことと、
腰痛を感じそうであれば無理をしない事です)
この時に背中が丸まったり、反ったりしないように、
腹筋と背筋をしっかり使って上体を保ちます。
慣れてきたら、手の支え無しで
上半身のバランスをとってみましょう。
起き上がる時は一度、両ヒザを少し曲げてから
両手でからだを支えにすると起きやすいです。

次に、一度起き上がったらそのままゆっくりと膝を曲げて、
膝がつま先よりも前に出ないようにお尻を下げていきます。
(膝が無理なく曲げられる範囲でOK)
脚を閉じていることで感じる不安定さを、
からだの中心軸を使う事でバランスをとります。
慣れてきたら両腕を耳の真横ぐらいまで上げて
強度を高めてみましょう。

上半身と下半身をほどよくつなげて、
脚で感じた力を上へ引き上げる。
これを習慣付けにしてみましょう。


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