第129回
肩こりのキーワード それは・・・

ゴロンとあお向けになってみて
自分の足の開き具合を見てみましょう。
どちらかのつま先が外側に向いていませんか?
もしそうであれば、
その方向の骨盤が開いているといえます。

女性の方で、
特にウエストのゆるいスカートをはいた時、
クルクルとスカートがまわってしまって
ファスナーの位置がとんでも無いところにきていた経験、
ありませんか?
これもどちらか一方の骨盤が開いている関係で
おこっているのですね。

たとえば左側の骨盤が開いているとします。
私たちは常に“まっすぐ前”を無意識に保とうとするので、
上半身、特に首はさらに右へ右へと頑張って、
下半身の開きを修正しようとして、
筋肉が斜め方向の綱引きを始めてしまいます。
するとどういう事が起こるか。

まず右の首が緊張状態になりますね、しかも慢性的な。
首は脳と上半身を繋ぐ大事な生命線である神経、
そして太い血管が通っているところ。
そこに滞りが起こってしまうのですから、
内臓に悪い影響が出たり、精神的に良くないことは
自ずとイメージできますね。
さらにこれが広がってくると、
肩、背中、肩甲骨へと広がっていきます。

骨盤のねじれは股関節とも密接です。
皆さんご存知の“尾底骨”。
これを含む骨と、左右に向かってゾウの耳のように
グーッと広がっている“腸骨”といわれる部分のつなぎ目部分。
それを“仙腸関節”と言いますが、
股関節が左側の方に開いていると
左側に仙腸関節はしまっていますが、
右側の仙腸関節は引っ張られている状態にあるので
腰痛も同じく右にでてきます。
やはり肩こりも、骨盤バランスがカギ。
からだの声に敏感になって、コリから脱却!
していきたいですね。
明日は、「ウエスト・身長・かくれ肥満?」について。


←前回記事へ 2003年3月3日(月) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ