第133回
レモンと豆腐で!

菜食主義の中にも種類はいろいろあります。
肉でも鳥肉のみOKな人、魚は食べる人、
乳製品を解禁にしている人、卵はウェルカムな人。
けれど動物性を一切取らない人がいます。
それを絶対菜食主義者といい、
さらに、衣料や生活必需品まで
動物性のものを使わない人を、“完全菜食主義者”、
またの名を“ビーガン”と言います。

先日このビーガンメニューで
すべてメニュー構成をしているカフェに行った時のこと。
グッ!と興味を感じたのは“豆腐チーズディップ”。
チーズが含まれているのかを聞いたら、
そうではないという事で早速オーダー。
見た目は普通のクリームチーズ風だし、
パンにぬって食べると味もまさに“それ”です。
これがとてもおいしかったのでお店の人に作り方を聞いたら、
「企業秘密なのですが・・大枠なら・・。」
という事で、本当に大枠で
“豆腐にレモンの絞り汁を混ぜたもの”
だと教えてくれました。
豆腐の水を30分ほど切り、
フードプロセッサーでこれらを混ぜると、
植物性の豆腐から、クリームチーズ風の出来上がり。
これには驚きました。
なかなか家ではカフェの味がでませんが、
バジルやオリーブオイルを混ぜてみたり、
塩で味付けしてみたりと試しています。
チーズ大好きな私にとって、
これは目からウロコの救世主。
気持ちの満足度が俄然上がりました。

豆腐は植物性の中でもカルシウム含有量がトップクラス。
半丁でコップ一杯の牛乳に相当します。
また、イソフラボンという女性ホルモンに似た働きで
骨粗鬆症対策になりますし、
記憶力増進、ボケ防止、血圧の抑制など
いろんな方面で活躍してくれます。

お店で売られているジャムやクリーム、
その他の広告宣伝にすぐに飛びつくのではなく、
こうして、アレンジして作ることで
意外性が飛び出る食材が見えてくる“食”探し。
一度、お試しになってみては。
来週は菜食と運動の関係について。
菜食で果たしてスタミナはもつのか?!


←前回記事へ 2003年3月7日(金) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ