第145回
ほめられ上手

心身一如とはよくいったもので
私たちはとても感情や精紳に強く影響を受けます。
ほめられると普段出せない力がブワッ!
と出ることがあります。
また、ストレスを一気に解消してくれる
エンドルフィンという脳内物質が分泌されて、
からだの新陳代謝がグーンとアップして
肌がきれいになるという報告もあります。
さらに、人とのコミュニケーションが生まれて、
人間関係がクルクルと回り始める事もあるでしょう。

ほめる行為は、やがて形を変えて自分のもとへやってくる
という事を昨日書きましたが、
あなたがほめられた場合の受け方によっても
その効果は逆に作用していく事があります。
大切なのはほめられたら素直に
ありがとう、嬉しいという気持ちを伝えること。
とかく日本人は“シャイだ”といわれますが、
それは謙遜が美徳とされるところがあるからでしょう。
時に謙遜も大切なのですが、
ほめられた時に謙遜の言葉で返すと
そこに後ろ向きの作用が働いて、
自分のイメージを
キューッとつぼめることにつながります。

せっかくほめてもらえたなら、
「そんな事ありませんよ」と返すのではなく、
それだけの努力や投資をしたことを
さりげな〜く相手に伝えてみるのも
またよろしいのではないでしょうか。
そうすれば、
ほめた人にも見る目があったという自覚が生まれて
確かな目を自認することができるでしょうし、
ほめられた側の自分にも
「やっただけの事はあったな!」
という確かな自信につながっていきます。
そうなれば、ほめた人・ほめられた人、
両方に良い影響がもたらされて
まさに良い意味で“人は鏡”という存在になっていきます。
ほめ上手、ほめられ上手で果報を手中に。

明日は水について。
からだの60%をしめる水のパワーについて
考えていきましょう。


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