第156回
痛みを求めて

私たちの体重を一手に支えてくれているのが足の裏。
今は無理かもしれませんが
お風呂の時でも指で押して痛いところがないかどうか
さぐってみませんか?

面積はわずかですが、非常にうまくバランスをとって
からだの複雑な動きに対処してくれている足の裏。
それは、足全体に存在し
コントロール機能を担っている神経や筋肉、腱が
脳との連携プレーを行う事で成立しています。
逆に言えば、足に刺激を与えることで
脳の働きを活性化できるという事。

足裏にあるツボは
からだのあらゆる臓器とつながっていて反応し合い、
体調が足の裏に現れたり、
逆に足の裏を刺激したりすることで
不調が改善されます。
特に今、女性に人気のリフレクソロジー(反射療法)。
ツボ療法では例えば腎臓が悪ければ、
腎臓に効くツボに対して複数刺激をするところ、
反射療法は一ヶ所のみを集中的に刺激して
直接的な効果をねらいます。
さわってみてシコリやハリがあるところを
最初は優しく揉みほぐします。
そしてほぐれてきたらダンダンと強くもむ、
または棒状のもので刺激しながら
痛みがとれるまで行います。
また、反射区の多くは足裏に集中していますが、
足の甲(内・外)にもありますのでお忘れなく。

現在、不調を訴える中で多い原因は
運動不足・ストレスと言われています。
特にストレスはホルモン分泌を抑制して
からだのコントロールが乱れがちになります。
すると便秘、冷え性、低血圧、過食などの症状が出始めて
さらに悪化する可能性が!
けれど反射区を刺激することで
リラックス効果が表れて脳波は安定していきます。
リラックスは次への活力。
痛い反射区刺激でストレス知らず。
時折痛みを求めて足のいろんなところを
プッシュ!してみましょう。
以外な発見があるかもしれません。


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