第160回
落ち着く“HOW TO”

「口から心臓が飛び出そうになった!」
「“人”という字を手の平に書いて飲み込んだ!」
こんな経験、ありませんか?

緊張してドキドキしている時は、
からだの中が忙しく変化しています。
心拍数を調べてみると
プレッシャーがかかったすぐ後は一度低下、
それから徐々に上昇して普段の時よりも高い数値になります。
これが“ドキドキ”の状態になるのですね。
では体内でなにがそうさせるのかというと、
“副腎皮質ホルモン”といわれるやる気物質の存在です。
これはからだを活性化させて機能を高め
これから対応する出来事に対しての体制準備をしてくれます。
この時の心拍数はおよそ80〜100拍。
適度なプレッシャーです。
けれどこれが悪いプレッシャーになってくるとどうか?
心拍数は120を超えてまさに“口から心臓”状態です。
ここまでいくと
思考が低下して冷静な判断ができなくなったり
筋肉の動きも鈍くなって反応が悪くなってきます。

落ち着く方法は様々あります。
まずは右脳を刺激。
プレッシャーに強い人を調べてみると
弱い人に比べて脳波の左右のバランスが
よくとれている事がわかっています。

具体的にはまず呼吸。
右の鼻の穴を押さえて左からのみ呼吸を行います。
この時にアロマセラピーで使われる
エッセンシャルオイルを用いると効果は倍増。
リラックス効果のあるオレンジであれば、
香りに対する好みも安定していますし、
お値段もおもとめやすいです。
ハンカチなどに一滴垂らして
呼吸を行うととても気分が落ちついてきて
視野が広がっていきます。

またプレッシャーを体内で消化していくには
ビタミンCが必要になりますので
レモンなどの柑橘系を多めに摂取すると良いでしょう。
あとはやはりストレッチ。
固く縮こまったからだをグーッと伸ばす事によって
肩の力がぬけてリラックスできます。
ぜひ試してみて下さい。

明日はこれからの季節には最適な“森林浴”について。
自然の力を求めて!


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