第159回
自ら変化する

米大リーグニューヨークヤンキースの
松井秀喜選手。
開幕戦では見事なホームランを打ちましたね!
しかも満塁です。
入団一年目の選手が地元開幕戦での満塁ホームランは史上初。
松井選手の勝負強さ、運、
そして何もましてプレッシャーをものともしない
その冷静な心持は学ぶところが多く、
私はますますファンになってしまいました。

プレッシャーとはストレスの一種。
これから起こる未来に悪い結論を勝手に想像し、
自分で自分を追い込んでいる状況ともいえるでしょう。
「悪い結果を想像しておけば
その後のショックが小さくてすむ」
という考えをよく聞きますが
これは“今”の時間に集中できていません。
おのずと結果はマイナスに近づくことは想像つきますね。

では、プレッシャーを感じた時は
どのように対処していけばよいか。
まずは認識。
「なぜ自分は“それ”をプレッシャーに感じるのか」
を受け入れる事で早めに手をうつことが可能に。
認識したらそれを“減らす”という対処法が見えてきます。
次に、自分の体調や行動・言動
・感情の変化に敏感になってサインをキャッチ、
実感し、受け入れてみましょう。
そして頑張らない。あるがまま身をゆだねてみる・・・。

相手の性格を変えることはとても難しいですし、
まずは“無理”ですよね。
同様にプレッシャー事体を変えていくのは困難です。
ならば自分の心や受けとめ方、心を変化させていくことで
軽減する、あるいは克服する道を開いてみるのはどうでしょう。

松井選手はホームランを打った次の打席での心境を聞かれ、
こう答えています。
「いつも通りです。しっかり状況を把握して
しっかり打つべき時は打つ。
いつも心がけていることです。」

“いつも通り”。
状況がクルクルと変化する中で、
なかなかできるものではありませんよね。
イザ!というときのために
普段からこういうコントロールの習慣が
ここだ!という時に生かされるのですね。

明日はその場でできるリラックス法について。
呼吸・右脳・ガム・アロマ・・・。


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