第176回
つまんでチェック!

普段の習慣(クセ)で
動きやすいように動いている私たち。
例えば階段を上がるときは必ず右足から踏み出す、とか
カバンは必ず左肩にかける、とか
立っている時は右足重心になっているなどなど
知らぬうちに、無意識に、
からだは楽に感じる方向へ傾いています。
からだのゆがみはそんなクセから発展していくので
時々、からだのどこに無理がかかっているのか
あるいは使いすぎているのかを
チェックしてあげる事が必要です。

やり方は簡単。
自分で自分のからだを“つまむ”だけ。
そして、その時に同じ部位でも
右と左での痛さが違う場合は痛い方が使いすぎ。
日頃の自分の動作を振り返って、
左右のかたよりがなるべく起こらないような
からだづくりをしてあげましょう。

コツは耳たぶをギュッとつまんで痛みを感じるくらいの強さ。
痛みが強い場合は5点、感じなければ0点という具合に
左右を得点化していきます。

またつまむ部分はいろいろありますが主なところとして
*上から
・肩こりで痛くなる部分
・肩と腕の付け根の前の部分
・肘の内側と外側
・手首

*腰から下
・そけい部(脚の付け根の前部分)
・モモの内側
・モモの外側
・ふくらはぎ
・アキレス腱

痛みチェックにも使えますが、
ギュ〜とつまんでパッと放すこの行為は
収縮と血行の高まりが筋肉に起こって
意外と気持ちの良いものです。
“つまんでからだの声を聞く”。
セルフチェックで自らからだをケアしていきましょう。

明日は今注目をあびているヨガについて。
ストレッチとの共通点や
アメリカで流行った背景にせまります。


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