第189回
加齢、迎え撃ち!

先週の日曜日に“抗加齢医学研究会”
というものに出席してきました。
「加齢を考える」をテーマにした今回は
「いつまでも若く美しく」をキーワードに
医学、美容、運動の観点から
「予防はもはや当然。これからは健康な人が
より健康を求めていく時代」とアピールしていました。
興味深いもの、賛同できないもの、
いろいろありましたが
そこで見聞きした事を今日は
ご紹介したいと思います。

この会が発足した背景には
加齢によって起こるからだ(体調)の変化や
機能の低下を防止、
軽減させていくことが目的としてあります。
あたり前ではありますが、
私たちは生まれてからいきなり高齢になるのではなく
順々に時を経て変化をしていきます。
その変化を自分のライフサイクルに合わせて把握する事で
その場に即した対応をして、
からだの変化を最小限に押さえていこう
という考えが根底にあります。

これまで以上に
自分のからだには自分が責任を持って、
“悪くなってから病院へ行く”
のではなく、日々の生活から見直しをはかって
微妙なからだの声を自らが聞き分けることが
大切という事ですね。
また、「もう○才だから仕方ない・・・」
と言う思考ではなく、
「○才だからこそ今やるべきこと、できることはコレ!」
という考え方をして
加齢を前向きにとらえていくこともポイントになっています。

これからの時代、こうした会が発足した事は
大きな励みになっていくと思いますし、
なおかつとても多くの女性達が参加されているのをみて
年齢と向き合い、元気に美しく生き抜く術を
なんとか探りあてていきたいという姿が見てとれました。
それは悲壮感とか焦りというものでは決してなく
女性の変化に対応する“しなやかさ”のようなものを
感じることができましたし、
そんな先輩の女性陣の意欲に
力強さも同時に頂く事ができました。

明日は賛同と違和感の狭間で・・・。
会場で見た美容に関する企業ブースには
なにやらビンの飲み物がいっぱい。
自己治癒力への考えは、まだまだ遠い道のりか。


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