第41回
アナログ的なコミュ二ケーションが大切です
今回と次回は、インド人とのコミュ二ケーションについてです。
インド社会はネットワーク社会です。
従って、インド人とは
親しくなればなるほど仕事はしやすくなるし、
好条件もくれるようになります。
インド人とのコミュ二ケーションで、
まず最初に指摘しておくことは、
アナログ的なコミュニケーションの重要性です。
私はインド人とのコミュニケーションは、
メールとチャットがメインです。
でも時々は、電話もします。
お互いの関係を深めるためには、メールより電話、
電話より実際に会う方が効果が大きいことはいうまでもありません。
インド人に電話するとその後で、そのインド人からメールで、
「先ほどは電話ありがとう」や
「先ほどはお話できてよかったです。」
などと書いてきてくれます。
こうしたメールを読むと、
インド人は実際に声を聞いて話をしたいのだなぁと思います。
この他、例えば
日常のちょっとした挨拶で電話することも有効です。
例えばソフト開発のようなケースで、
日本人担当者は日本語のできる営業の
インド人とだけ話をするのが普通です。
インドの開発チームの担当者に電話する時は、
仕様変更やトラブルなどで至急の対応が必要な、
良くないことの連絡が大半になります。
これではそのインド人担当者にとって、
その日本人は心理的に避けるべき対象となってしまいます。
そうならないためにも、
ネガティブでないケースで、
時々連絡しておくことが大事です。
ただ、インド人側が顧客の場合は、
用もないのにあまり電話するのは良くないでしょうね。
そのケースでは、相手にとって少しでも有益な
情報を入れてあげれる電話とすべきでしょうね。
インド人との関係強化には、
雑談や自分が何か感じたこと、
あるいは相手にとって役立つ
有益な情報などのアナログ的なコミュニケーションを、
普段からできるだけとる様に心がけてください。
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