第44回
インド人の人脈構築の努力
前回に引き続き、
インド人の人脈構築と活用について記します。
以前、インドで、ネットを使って人の募集をしたのですが、
簡単に大勢の人が集まりました。
インド人が人脈構築しやすいのは、
そもそも人が多いということもあるでしょうね。
ただ、仕事に使える人脈の築きやすさという点では、
やはり高学歴の人の方が有利とは言えます。
彼らはその人脈を使って、より付加価値の高い仕事をします。
しかし、ある程度の裁量を求めるため、
途中のチェックやコミュニケーションに注意が必要です。
逆に、自分に使える人脈のない人の場合は、
こちらの指示通りにきちんとやることで
自分をアピールする傾向があります。
ただ、こちらがきちんと指示ができれば、
コミュ二ケーションも密に出来るのが強みです。
インドで仕事をする場合は、業務の性質をみて、
これらの人材をうまく組み合わせていくことも大切です。
インド人の人脈構築に関する努力をさらに示します。
以前東京で会ったインド人は、
日本企業向けにITを中心としたサービスを提供しています。
その人は、インドの展示会の日本企業のブースで会って、
名刺をもらった人を訪問して回っていました。
すなわち、営業(自分の売り込み)です。
そのような営業のやり方は時間効率は高くないでしょうが、
インド人のそのちょっとしたコネを掘り下げようと
努力する姿勢はたいしたものです。
また、業務上返信を必要としてないメールを送った場合、
日本人よりもインド人の方が返信率は圧倒的に高い
ということも言えます。
これなども、人脈を築く可能性を考えてのことでしょう。
ちなみに、FacebookやLonkedInも人脈構築に役立ちますので、
インド人は皆よく使ってます。
ちなみに、インドの展示会は日本と違って、
本当の商談の機会は多いものです。
日本企業も、インドで展示会に出展して、
会って名刺をもらったインド人には後日再度訪問して回る、
というような努力をすべきでしょうね。
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