第72回
人脈をレバレッジする
インドでも顧客を見つけようと思えば、
個人のネットワークや広告、
その他いろいろと戦略を練って行動しなければなりません。
一方、調達先を見つけたい場合や
インド人パートナーを得たいと言う場合は、
インドではその候補者は簡単に集まります。
それは多くの人や会社が、お金を得ようと、
小さなチャンスにも貪欲にトライしてくるからです。
仕事が欲しい人を集める場合は、
インドの人口パワーを顕著に感じる事になるのです。
昨年、ある日本企業の
インドでの販売プロモーションの一環として、
インドのGoogleとYahooで
リスティング広告を出したことがありました。
アクセスの多くは、ほとんどが自分や
自社の商品の売り込みに関するもので、
ターゲットである顧客からのアクセスは一部に過ぎませんでした。
そうした売り込みのアクセス情報を読むだけでも、
かなりの時間をとられました。
ただ中には、自社にとって有益な情報や
人、会社からのものもあります。
ですので、こうしたコンタクトメールから、
自社に有益な情報をすばやく読み取ることも大事になります。
仕事をしたいインド人からのアクセスの多さは、インドで
ビジネスする場合にはいたるところで経験することになります。
こうしたインドの状況は、うまく活用することで
自社の可能性を広げる事ができます。
まずインドで委託先を見つけようとする場合は、
その候補の数集めには苦労しません。
多くの候補者の中から、自社の希望にあった人を
いかにうまく見つけ出す事ができるかが勝負になります。
インドでは、一部の機能を外部にアウトソーシングして、
彼らの力を集めて、良い製品やサービスを作り出す
というビジネスモデルの構築は比較的簡単にできるのです。
インド人をうまく使って、彼らの力を引き出し、
うまくまとめることができれば、小さな会社であっても、
彼らの力をレバレッジして
大きなサービスも容易に構築できるのです。
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