目標は「中金」持ち!

第113回
知識や技術や人間関係にお金を投じるのも投資

私の友人の中には、
いつもピーピーしているが、
公私の区別がはっきりしていて、
金離れが鮮やかなので、部下から尊敬されている人がある。

そういう人は部下そのものを財産だと思っているし、
また自分の人気が自分の生き甲斐だと思っている。
「一生懸命、貯蓄に励んでも、サラリーをもらっていては、
一生かかっても五千万円と貯まらないでしょう。
それならば、血となり肉となることに
お金を使った方がいいと割り切っているのですよ」
なるほど、そう言われてみれば、三千万円か、
五千万円のお金のために、やりたいこともやらず、
食べたい物も食べずに、
節約をしても大して値打ちがあるとは思われない。

組織の中にいて、常に自分の生き甲斐を探し求める人は、
一生かかって貯められるお金と、そのお金を貯める代わりに、
使って得られるかもしれない心の満足を両天秤にかけて、
どちらか重いものをとるべきであろう。

そのためには貯金をある程度犠牲にしてもやむを得ないが、
その金額と同じだけの、
何か代わりの役割をはたしてくれるものを
見つけることさえできれば、別にさしつかえない。

現に、退職金もあって、厚生年金もあれば、
なんとか食べていけるし、そんなお金だけのことよりも、
多くの友人に支えられているとか、特殊技能が身についていて、
退職したあとも引く手あまたということになれば、
老後の心配などあまり問題にしなくともよいからである。





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2014年8月1日(金)

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