“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第86回
北海道の珍味

札幌で交通安全のシンポジウムの
パネラーの仕事を頼まれた。
この時季の北海道は大変美味しい時季だ。
日頃の罪滅ぼしも兼ねて、
妻を誘って1泊で札幌訪問をすることにした。

金曜の午後がシンポジウムなので、
その日の朝の便で行き、
美味しい思いは、その日の夜と次の日の昼の二回できる。
札幌であれば、色々な選択肢がある。
まず思い浮かんだのはタラバ。
これだと、札幌の駅の近くの
ASTI45というビルにある「雪華亭」がいい。

札幌で提供される大半の蟹は冷凍ものだ。
北海道は蟹が本場、と期待して食べると、
それほどでもない経験をされている人が多いと思うが、
それは冷凍もののせいということが多い。
いい活蟹を扱う店は本当に少ないらしい。
そのなかの一つが雪華亭。
蟹尽くしが1万円前後で味わえる。

2年くらい前に訪問して、
毛蟹、タラバ、ズワイを堪能した。
料理も蟹刺、蟹焼き、蟹しゃぶ、茹で蟹、天麩羅、
蟹シュウマイ、蟹汁などのバリエーション豊か。
とても満足できる店だ。
しかし、蟹は山陰の旅で味わったばかりなので、
今回は別な選択をすることにした。

蟹以外では、魚介類がやはり楽しみだ。
ジンギスカンという手もあるが、味が単一であるので、
長期滞在の一食としてはいいかも知れないが、
二度の食事のなかに入れるのは満足度が少なくなる。
となると、居酒屋で酒を飲みながらの
北海道ならではの魚介類を楽しむ食事が一度で、
あとは鮨屋と決定。

札幌での一夜は、これも毎回訪問している
「開」(ひらく)という牡蠣を中心としたメニュー構成の
居酒屋・蕎麦屋に行くことにした。
ここでは厚岸の漁師から直接牡蠣を仕入れていて、
色々な牡蠣料理が楽しめる。
また、その他の料理も素材の味を活かして、とても美味しい。


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