“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第250回
夏休みの至福

HiQ編集部が明日から夏休みということもあって、
こちらのコラムも14日までお休みをさせていただきます。
その間、美味しい体験を重ねて、
また、再開後に紹介したいと思います。
よろしくお願いいたします。

さて、夏は色々なイベントを計画している。
まずは、恒例の天然鮎の食べ比べ。
こちらは、今年は仕事が忙しいので、休もうかとも思ったが、
やはり、この時季だけの楽しみなので決行することになった。
今回は、高津川、四万十川、熊野川、馬瀬川あたりを
取り寄せる予定だ。
会場は池袋「坐唯杏」。
この日だけは店主の武内さん自らが、
鮎を全て炭火で焼いてくれる。
このイベントのために、
わざわざ大きめのバーベキューセットを坐唯杏に預けてある。

そして、次が蕎麦栽培のスタート。
まずは、自家栽培の種蒔(たねまき)。
栃木県芳賀町の畑の持ち主の家に前日から泊まりこみ、
蕎麦打ち教室、前夜祭の宴会を行う。
前夜祭では美味しい食材、美味しい日本酒を持ち込み、
調理をして、皆に提供する予定。

さらに、契約栽培の蕎麦もスタートする。
こちらは栃木県の馬頭町。
茨城県奥久慈の大子とは山ひとつ隔てた近隣で、
まさに蕎麦栽培のメッカ。
こちらのイベントにあわせて、渓流宴会を企画。
これは、地図にも載っていない道路の奥に人知れない渓流があり、
そこに泊りがけでバーベキューを中心とした宴会を行う。
岩魚がそこで釣れるかもしれないが、
一応食材は色々と持って行く予定だ。
せせらぎの音だけを聞きながら、自然森のなかで行う宴会。
これまで、一度はやりたいと思っていたイベントがやっと適う。
近くには湧き水があって、
アウトドアの調理器具を持っていけば、色々な料理ができる。

そして、大学時代の親友の軽井沢の別荘での
バーベキューも楽しみだ。
お互いに夫婦どおしの付き合いをしているが、
いつも、美味しい食材、日本酒、ワインを持ち寄り、食べつくす。
夏の時季も美味しい旬の食材はいろいろある。
この時季しか食べられないものも多い。
美味しい思いを重ねることで、暑さも苦にならなくなる。

暑いからこそ、日本酒を燗でぜひ飲んでいただきたい。
暑い時季に冷えた飲み物、食べ物を大量に摂取すると、
身体の変調につながる。
この時季に燗酒を飲むと、ほどよく酔い、
翌日も体調がいいはずだ。
現に私自身が実践して、
ここ10年間くらいは二日酔いしたためしがない。
酒はしっかり造った純米酒がベスト。
銘柄の選択は拙書「世界一旨い日本酒」
参考にしていただければ幸いだ。
また、この本について疑問点などあれば、
このコラムで紹介しているアドレスにメイルをいただければ、
お答えしたい。


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2005年8月5日(金)

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