“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第266回
ミラノ近辺の美味堪能

1年ぶりにミラノを訪問した。
今回は自動車関連の国際学会出席のためだ。
ミラノに来る前に、シャンパーニュに寄ることも企画したが、
親しいアンリグトルブの一家がバケーションでいない
ということで断念。
ミラノ近辺の美味さを満喫する計画に変更した。

今回の美食の目玉としては、
ミラノの最近の料理屋のチェック、
バローロ地区訪問、
そして、第2のエルブジと評価が高い
『レ・カランドレ』訪問を軸にすることに決定。
『レ・カランドレ』は予約を2ヶ月前にしておいた。

8月末のミラノは、昼間は30度を越える暑さだが、
湿気が少ないので爽快。
しかも、夕方になると涼しくなる。
到着した日はアリタリアの機内食を結構真面目に食べていたので、
軽く夕食をということになり、市内にタクシーで繰り出した。
中央駅近くの滞在ホテルのフロントにワインが美味しく、
軽く食べる安めの料理屋のお勧めを聞いたところ、
フロントにおいてあるコンピュータで検索して、
ドウモ近くのリストランテを紹介された。

『バージャマイカ』と言う店だったが、
日本で食べる平均的なイタリアンよりもレベルは下。
ワインはピエモンテ州の白である、
ロエロ・アルネスを注文したが、これはなかなかよかった。
ロエロ・アルネスは以前トリノで
ITS(高度交通システム)の世界会議が開催されたときに、
ホンダのブースに来ていた地元の女の娘に
好きなワインと紹介されたもので、
軽いがやや複雑さのある香味が気に入っていた。
今回も注文したパルマ生ハム・メロン添え、
ペンネ、ミラノ風子牛カツレツによく会った。

しかし、料理はとりたてて、
わざわざ食べにくるようなレベルではなかった。
ということで、ミラノ訪問の二日目は、バローロに車で行き、
リストランテで美味しいランチを食べ、
日本では希少なワインを買ってくることになった。


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2005年9月5日(月)

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