“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第318回
さすが服部栄養学園

秋は学園祭が盛んだが、
代々木にある服部栄養学園の学園祭はとても興味深い。
昨年、日本料理の中山先生の誘いで初めて訪問したが、
学生の作った料理、菓子、パンなどを食べたり、買ったりできる。
昨年は昼過ぎに訪問したら、
ほとんどのものは売り切れで妻が残念がることしきり。
今年はリベンジを果たしに、早めに訪問することになった。

10時開場のところを11時に到着。
服部栄養学園は本館とアネックスとあって、
ともにフロアはそれほど広くはないが、背が高い建屋だ。
本館の受付で招待状の封筒を渡して、
一挙に最上階の9階まであがる。
そこから降りて各フロアを見ながら
まずは売り切れそうな食品を買い込んで、
それからお昼を食べようという作戦だ。
各階は、食育、食材、料理、ワイン、パン、菓子、野菜などの、
いろいろな会場が設けてあり、
料理業界の有名人の講演も同時に開催されている。

まずは、パンを購入。
カレーパンとシナモンロールがともに100円。
これは自宅に帰ってから食べたが、自然ないい味だった。
次にアネックスに移動してケーキの会場へ。
フルーツケーキとクリスマス用のデコレーションケーキを購入。
ともに1000円。
デコレーションケーキはケーキ工房に入って
オリジナルのデザインをすることも可能だ。

そして、韓国学生が作ったキムチ500円とカクテキ350円。
これも、本格的に熟成させた深い味わいが楽しめた。
最後に広場で搗いている餅がきなこ、餡子、辛みそれぞれ300円、
そして、服部農園の野菜がビニール袋に詰め放題500円。
野菜は料理ででる生ゴミを
大型の処理機で堆肥にして学生が栽培したもの。
大根、小松菜、ホウレン草、ジャガイモ、薩摩芋を袋に詰め込んだ。

お昼は昨年は混雑していて担々麺しか食べなかったが、
今年は行列にならび、紅葉鯛つくしを堪能。
鯛の焼物、煮物、刺身、カルパッチョ、砧巻きなどの前菜と、
鯛茶漬け、それに、クリーム餡蜜のデザート、
白ワインつきで1200円。
焼物が火を通し過ぎだったが、
学生の調理とはおもえないほど旨かった。

うちの大学の学園祭では研究室の学生が餃子屋を営業していたが、
そちらは、結局行く機会がなかった。
学生には申し訳ないけど、
他の学園祭を存分に愉しんでしまった。


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2005年11月16日(水)

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