“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第388回
老舗居酒屋で至福の宴会

八重洲「ふくべ」
拙書「世界一旨い日本酒」
私のホームページで紹介しているが、
とても温かみのある老舗居酒屋だ。

その「ふくべ」は1階はカウンターとテーブル席の
2部屋に分かれているが、
2階で宴会ができることはあまりしられていない。
もちろん、事前に予約しておくことが必要だ。
先日に学会の委員会の年度末の打ち上げで
「ふくべ」の2階で宴会を行った。
この委員会は、大阪、名古屋などの
地方から参加している委員がいるので、
東京駅近辺の店を選定することが便利だ。

「ふくべ」の2階は2部屋あり、
今回は人数が10名だったので、
奥の部屋の座卓で十分な余裕があった。
我々だけなので、手前の部屋もあけてあり、
開放感があって快適。
まずは、ビールで乾杯。
その後、すぐに日本酒に移る。
「ふくべ」は東京駅の近くということもあって、
全国のたいていの地方の出身者でも故郷の酒が飲めるように、
大半の県の地酒がおいてある。

最初は大手の剣菱の燗を注文。
前菜として塩ラッキョウ、昆布の佃煮、板ワサ、
きんぴら牛蒡と居酒屋の定番が出るが、これがいずれも旨く、
酒が進む。
次に委員長の出身地の長野から真澄。
こちらも燗でお願いする。
次の酒肴は「おでん」で身体が暖まってくる。
さらに、白鷹の燗。
カマスの干物が提供されるが、
脂が適度に乗っていてとてもいいカマスだった。

ここらへんで、「ふくべ」の品揃えのなかでは一番好みである
住吉を注文。
住吉は無濾過であることが、黄色い色からも明確。
そして、骨太の味わいが嬉しい。
一同、これは旨いと納得。
定番の酒肴の王道をいく老舗居酒屋「ふくべ」の酒宴は、
参加者の心の交流には最高の場であった。


←前回記事へ

2006年2月22日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ