“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第393回
酒の持ち込み

料理の旨い店でも、
美味しい日本酒やワインを置いていない店はたくさんある。
そのような料理店に行ったときは、
片手落ちに本当に残念に思ってしまう。
できれば、日本酒との相性まで考えている割烹や居酒屋、
それにワインの充実している
フレンチ、イタリアンに行ければいいのだが、
数に限りがある。
そこで、日本酒やワインの持ち込みができると、
こちらで酒の銘柄を選べるので大変ありがたい。

日本酒やワインを持ち込み可能な店はまだ少ない。
持ち込み制度がきちっとうたってある店は、
規定の持ち込み料さえ払えばいいので、
気楽に持ち込めて便利だ。
このコラムでよく紹介する新大久保のレストランでは
ワインが750mlのボトルで、1本3000円の持ち込み料となっている。
それで、ワイン会をやるときなども大変便利である。

日本酒のほうがむしろ
持ち込み制度を明確に定めていない店が多い。
そのような店に持ち込みを打診することもたまにある。
ただし、適正な持ち込み料は支払うという条件で交渉する。
親しい店のなかには、持ち込み料は不要と言って
取らない料理屋もある。

例え店のご主人がいいといっても、
表向きの酒の持ち込みの制度をうたっていない料理屋に
酒を持ち込むときには、守らないといけないマナーがある。

まずは、持込していることが他の客にわからないように、
そっと酒を渡すこと。
いかにも、その店の酒を飲んでいるように、
自然に振舞うことが必要だ。
自分だけ特別扱いをされていることが他の客にわかったり、
持ち込みをしたいという客が
大勢押し寄せてきたりする事態はまずい。

また、持ち込む酒は、
その店では置いていない銘柄のものにすることは勿論だが、
全部の飲みきらずに、ご主人が試飲する分を残すことも必要だ。
よく持ち込みをする料理屋で、
たまたま持っていく酒の準備が不足していて、手ぶらで行くと、
なんで持ってこないのかと怪訝な顔をされることも
よくあるようになった。


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2006年3月1日(水)

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