“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第456回
伊賀上野から能勢へ美味しい旅は続く

森喜酒造場での利き酒は、休むことなく、
いつしか夜の宴となっていた。
るみ子さんがチーズの味噌漬けなどの酒肴を
つぎつぎ出してくれる。
今回はお土産に
西崎ファームの鴨をあらかじめ送っておいたので、
その合鴨の燻製をちょっと炙ってもらったりして、
日本酒がさらに進む。
るみ子さん特製の豚焼き特性マヨネーズ味噌添えなど、
料理もさすがに日本酒によく合う。
宴の途中で近くの蕎麦屋の「松屋」に蕎麦を食べに行ったりして、
結局は深夜まで飲んだり、日本酒業界の将来を語ったり、
愉しい夜を過ごした。

翌日は森喜さん夫妻にお礼を言って、
佐那具から、加茂、木津まわりで京都へ向かう。
そして、山陰本線に乗り換えて亀岡到着。
秋鹿酒造を訪問。
るみ子さんもその後合流して愉しいひとときを過ごした。
その後、京都「乃し」で夕食を食べることにする。
「乃し」は昨年の秋に、
以前の場所から北山駅近くに移転していて、
まだ訪問していなかった。
新店は、以前の店よりも
ゆったりした空間を巧みにつくってあって、
居心地はさらに向上している。
料理の値段は以前よりわずかに上がっているが、
それでも夜の懐石コースが5000円からととてもリーズナブル。
このときはカウンターに席をとったが、
座敷もゆったりしていてとてもよさそうだ。

「乃し」をあとに、日本酒バーへ向かう。
京都は最近、日本酒バーが次々と開店している。
今回は昨年の秋口にオープンした「あさくら」を訪問。
日本酒を堪能した。
そして、その日は大阪で1泊。
次の日の昼食に豊中「桜会」(さくらえ)を再訪した。
満田さんの相変わらずの絶好調の料理と秘蔵の日本酒を堪能。
帰りの新幹線のなかでは、
蔵巡りと京都、豊中でいただいた料理・日本酒の味が
いつまでも残っていた。


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2006年5月29日(月)

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