“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第502回
自家栽培の野菜を収穫

ある日曜日、朝8時に栃木県芳賀町の畑に集合して、
野菜の収穫作業を行うことになっていた。
東京を5時半に車で出発したら、
宇都宮についたのが7時と早すぎたので、
コーヒー屋で時間をつぶしてから畑へ向かう。
畑で数名の仲間が集合して、野菜の収穫が始まった。
畑を見たら、なんと、雑草が覆い茂っている。
大根はすでに全て収穫したあとで、
今回はジャガイモと枝豆を全量収穫することになっている。

ジャガイモは、葉のところから茎を引っ張って
芋づる式に掘り起こせば簡単と思っていたら、
見事に思惑がはずれた。
雑草の下になっているだけでなく、
ジャガイモの葉が枯れてしまったのか、見当たらないのだ。
しょうがないので、背の高い雑草を抜いてみたら、
その根の下からジャガイモが何個か顔を見せた。
そこで、もともと畝であったと予想される場所を
シャベルで大まかに掘っておいて、
掘った土のなかから手探りでジャガイモを見つけることになった。
この作業は結構な労働。
芋掘りがこんなに大変とは思っても見なかった。
しかし、1時間くらいの作業で
ほとんどのジャガイモを掘り出すことに成功した。

今回育てたジャガイモはメイクイーンとキタアカリ。
掘り出した芋は新聞紙の上に乗せ、乾燥させる。
土で黒く汚れていたジャガイモの表面が乾燥してきて、
茶色の肌が見えてきた。
メイクイーンもキタアカリも
ともに数十キログラムくらいは採れたようだった。
それで、残りは枝豆だ。

枝豆は雑草の間でも広い葉が目立ち、それを抜く作業は簡単。
ジャガイモに比べて随分楽だ。
しかし、その後が大変だった。
葉をつけたままの枝豆は結構かさばるので、持ち帰るのが大変。
そこで、枝豆は葉を落として、
根と茎に豆がついている状態にする作業をすることになった。
同時に豆が薄いもの、虫が喰っているもの、
変色しているものなど、食べられそうもないものを捨てて、
選別する作業も行った。
この葉を切り落とす作業は結構な手間がかかる。
全部終了したのが、午後の1時だった。
八百屋やスーパー、デパートで売っている
枝つきの枝豆の状態にするのには、
相当な手間がかかっていることがよく理解できた。


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2006年8月1日(火)

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