“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第503回
自家栽培の枝豆の味わいに感動

収穫した枝豆は、その夜に自宅でまず試食をした。
焼き枝豆と茹で枝豆の2種類をつくってみた。

焼き枝豆は丹波の黒豆の枝豆などの、
豆の粒が大きい品種で炭焼きすると、
ふっくらとした焼き加減の食感になって旨い。
今回炭を起こすのには、夜遅く面倒だったので、
フライパンで焼いてみた。
枝豆を鞘ごとフライパンに乗せて強火で焼いたところ、
枝豆の形状は丸いので、
フライパンの面には枝豆の鞘の一部しか当たらずに
そこから焦げてくる。
やはり、網焼きにしておけばよかったと反省。
そこで、フライパンに蓋をして
蒸し焼き状態になるように方針を変更した。
これで、だいたいは旨く焼けた。

塩茹でのものも、焼き枝豆も、
ともに、深みのある味わいで、とても旨い。
市販の枝豆とは味の濃さが全然違った。
普通の枝豆はビールには合うが、日本酒には合いにくい。
ところが、自家栽培の枝豆は主張が強く、純米酒にとてもよく合う。

実はこの枝豆は種が余ったので、
東京の自宅の庭にも種を撒いて、栽培をしていて、
先日収穫して食べたばかりであった。
全く同じ種から作った枝豆だったが、
今回の栃木県で栽培したもののほうが旨い。
味の深みが違う。

栃木県は昼間は燦々と太陽が照るが、夕方になると涼しくなる。
真夏では昼は東京と同じくらいの猛暑の日でも、
夕方になると涼しくなって過ごしやすい。
枝豆も気候によって、味わいが随分違うということが体験できた。
これだけ旨いと、来年も雑草との戦いは覚悟で、
ぜひ枝豆栽培を継続したい。


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2006年8月2日(水)

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