“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第669回
新宿御苑のメディア拒否の中華

一度訪問してみたかった料理屋の一つである、
新宿御苑「シェフス」に始めて行ってみた。
誕生日の日で、妻と同行。
ここは旨いという話を、
神楽坂「レ・ブランドゥ」の磯さんから聴いていたので、
誕生日にいい機会と予約しておいた。

当日、新宿で妻と待ち合わせ。
陽気もよかったので、のんびりと歩いていった。
まだ桜はあまり咲いていない。
新宿駅からは20分程度。
新宿二丁目を抜けていって、大木戸門の近くまでくる。
花園小学校の向かいで、イタリーワインと料理の旨い、
「タベルナ・ロッサーナ」のすぐ先の
目立たない場所にシェフスはあった。
ドアにChef’sと記されているのが、唯一の目印。

ドアを開けると、まだ客はいない。
マダムが笑顔で迎えてくれたので、
名前を告げて、テーブルに案内された。
中華料理だが、店内には円卓はない。
すべて四人がけの四角いテーブルで、
白いテーブルクロスがかけられていて、ビストロのような雰囲気。
まずは、生ビールの銘柄を聞くと、
キリンということだったので、注文。
そして、メニューをゆっくりと眺める。
料理の構成はシンプルで、前菜、魚、肉、野菜、食事と、
それぞれ数種の料理に分けられている。

前菜では「上海ソーセージ」を選択。
そして、「黄ニラ」も注文。
魚からは「海老の香り蒸し」が美味しそうで、
マダムに聴くとお勧めとのことで、それもお願いする。
肉のなかからは、「ラムの南乳焼き」を選択。
そこまで選んだところ、
マダムから海老の春巻きも旨いと勧められて、
そちらもいただくことにした。
スープも魅力的だったが、
最後は塩ラーメンで〆ることにしたので、あきらめる。
しかし、とても美味しかったので、これだけでは満足せずに、
最後に「赤ピーマンのマリネ」と「蚕豆」、
それに「貝柱入り茶碗蒸し」も注文することになる。

酒は紹興酒の10年熟成のものを
ボトルで燗にしてもらうように注文。
妻は全くアルコール類が身体に合わないので、
夫婦の会食は一人で全て飲むことになる。
そして、最初のソーセージが運ばれてきて、
シェフスでの会食が開始された。


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2007年3月29日(木)

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