“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第695回
「小田急山のホテル」でフレンチ

箱根暁庵から旧道を通ると元箱根は結構近い。
山のホテルに到着したのが、午後1時半。
チェックインにはまだ早かったので、庭を散策した。

こちらは、三菱財閥の旧岩崎邸で、庭はそのまま残されている。
そのころから集められているツツジが庭中に植えられている。
満開のものもあったが、まだ蕾のものも多く、
あと1週間後が満開とのこと。
しかし、それでも相当綺麗な彩りが
庭いっぱいに広がっていて、愉しめる。
途中に売店があって、缶ビールを買って、
ベンチで飲みながらぼんやり庭を眺めていると、
時間が経つのを忘れてしまいそうになる。
また、奥の石楠花園はかなり咲いていて、
こちらもとても綺麗だった。

庭の散策を終え、チェックインして、
すぐに大浴場で温泉を愉しむ。
以前は水道水の風呂であったのが、
昨年の秋に温泉掘削に成功したようだ。
風呂上りは、持ち込んだカーヴァに諏訪泉「鵬1994」。
鵬は素晴らしいバランスに熟成していて、
部屋の窓から庭を見下ろしながら飲む味は最高。
そして、夕食は和洋と選択できるが、
昨年が和食だったので、今回は洋食を選んだ。
ヴェルボアというレストランに予約時刻に訪問。

【スプリングセレクションコース】

・旬の一口オードブル 鮭のムース
・鱸のマリネ ホワイトアスパラガスのブランマンジェ添え
・浅利とグリーンピースのスープ エピスの香り
・駿河湾直送 新鮮魚介類 金目鯛のポワレ
・肉料理 (一品選択)
 特選牛フィレ肉のポワレ グリーンペッパーソース
    子羊肉のロースト タップナード添え
    子牛肉の香草焼き マスタードソース
・抹茶んぼティラミスと黒胡麻のアイスのハーモニー
・コーヒーまたは紅茶

鮭のムースはクリーミーで深みのある味わいで美味しかった。
次の料理にも期待していたのだが、それがハズレ。
鱸はパサパサ。
金目鯛も味わいに深みがない。
肉は子羊を選択。
肉自体の味はよかったが、何故か脂っぽいところが気になる。
昨年の和食のほうが段違いに質は高かった。
次の日の朝ごはんは和食に決定した。


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2007年5月18日(金)

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