“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第718回
今年のグルメ活動

2007年も、正月料理で始まり、
美味しい食材を取り寄せて料理を提供する会を何回か行った。
魚を卸す経験も、もう随分長くなり、
最初から最後まで止まらずに
作業が自然体でできるようになってきた。
最近感じるのは、
同じ種類の魚で、同じ地方で同じ季節にあがったものでも、
随分と個体差があるということ。
個性豊かで、脂のノリなども微妙に違って、
味や食感に影響する。
そこが天然の魚の面白いところであるが、
このような素人芸ならいいものの、
専門料理店ではその個性をどう旨い料理につなげるか、
というところが腕の見せ所になる。

美味しい料理屋にも随分通っている。
しかし、料理が旨くても、
いい酒が置いていない料理屋がまだまだ多く、
料理と酒の両方を愉しめる店は限られている。
和食の店で料理と日本酒の相性まで愉しめる店は
東京でもほんの一握り。
実にもったいないことだ。

酒を飲みながら食事を食べる機会は、夕食だけと考えて、
年に僅か365回だけ。
昼酒を飲むことを加えてもそう多くはならない。
一度の食事の機会は貴重であり、
それを十分満足できるようにするには、
旨い料理と旨い酒の組み合わせが必須の条件となる。
このような状況では、
料理屋に日本酒を持ちこむことも多くなっている。
もちろん、事前に可能かどうか打診をして、持ち込み料を払う。
また、持ち込んだ酒は全部空けずに、
少し残してあとで店主に試飲していただけるようにする。
そして、他のお客に気がつかれないように、
そっと差し出してお願いするなどという配慮が必要だ。

また、今年の里山活動も活発だ。
春は原木栽培の椎茸の収穫を期待していたが、
3月の馬頭の気候が寒かった関係で、
残念ながら出たのはほんの僅かであった。
その後、芳賀町の蕎麦畑には、
大根、蕪、小松菜、ジャガイモ、玉葱、
トウモロコシの種を蒔いて、
定期的に雑草取りの作業を重ねている。
8月中旬には、いよいよ蕎麦の種蒔きを迎える。
野外での宴会もこれからが愉しみになる。
今年もいろいろと美味しい思いができそうだ。


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2007年6月20日(水)

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