第20回
■ YさんからのQ(質問) 

投資の達人Qさんへ質問です。
ペイオフの解禁や金持ち父さん本の影響で、
日本でも資産運用に興味を持つ人たちが増えています。
特に不動産投資(アパ・マン経営)などは、
地価と金利の下落や資産のレバレッジ効果が働くことから、
借金をしてもやった方が得と言っている人が多いように感じるのですが、
Qさんはどうお考えでしょうか?
お聞かせ願えれば幸いです。よろしくお願いします。


■ QさんからのA(答え)

Yさんへ

ペイオフ解禁については政府の方針がまだはっきりきまっていません。
いまは全く無利息の金だったら
保証するとかどうとかと言って騒いでますけど、
どっちにしても定期預金の利息で暮らそうと思ってた人は、
全部水の泡となってしまいました。
日本人はいままでは稼ぐことは一生懸命だけど、
貯めた金はほったらかしというやり方でした。
これからはひとりひとりの人が
自分のお金をどういう具合に動かしたほうがトクか
考えなきゃいけない時代に入ると思います。
もう少しみんながそういう利殖に関心を持つようになったら、
銀行に預けておくよりは、どういう不動産を買って、
どういう株を買っておくほうが利益があるか
考えなければならなくなります。

かつてインフレの時代は、
借金をすれば時間が経つたびに物の値段が上がりましたから、
借金の金利を払ってもそれ以上に物の値段が高くなればトクをしました。
それがいまは全く無くなってしまったのに、
もしかしたらそのうちにインフレになるんじゃないかと
期待する人が多いようです。
仮にそういうことが起るとしても、
そこに至るまでの間にかなりの時間があると思うんです。
また再びインフレになるよという兆しが見えてきたら、
私もいまの考え方は変えますけど、
少くとも、それまでのあいだは借金をしてやるのは難しいと
考えたほうがいいと思います。
第一、借金しようったって、銀行は金を貸してくれないし、
そんなこと考えないほうがいいと思います。
むしろ、いま自分の持っている金をどういう具合に動かしたら
1年間に5%とか7%とか収入があるようになるか、
そのためにはどうすればいいか、頭を使った方がいいですね。


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