第51回
■ TさんからのQ(質問1)

邱さん、はじめまして。今回私が邱さんに聞きたいことは、
「天職かどうかを判断する基準とはあるのか?あるならばそれは何か?」
ということです。
仕事でいきづまり、向いていないのではないか?
と悩みを人にうち明けたのですが、
「仕事とはそういうものだ。」
「誰もがそう思うものだ。」
「まだ始めたばかりではないか」
「仮にも選んで就いた職業ではないか、」
という答えが返ってきます。
最近の世相を反映してか
「就職難なのに」
「○○君、おまえが就職できてうらやましいって言ってたわよ。」
「甘えている」
なんて答えも帰ってきました。

確かにどんな仕事は厳しいことやつらいことはあるものだと思います。
父が僕に言った
「みんながみんななりたいものになれるわけではない」
という言葉も
学生時代になりたいと思ったもの全てになれなくて、
普通に就職した私には、否定することは出来ません。
成功のためには努力は絶対に必要なのだと思います。

でも向かないことでも延々努力し続ければ、
必ず報われるという保証もないわけで。
例としては極端かもしれませんが、僕が死ぬ気でやっても、
今からプロ野球選手にはなれませんし。
同じ努力なら天職に費やしたいと思うのは私の甘えなのでしょうか。
よろしければお答えをよろしくお願いいたします。
今後のホームページの展開に大変期待しております。





■ QさんからのA(答え)

学校を出て仕事に就く時は、
仕事そのものが初めてのものですから、
なかなか思うように行かないんです。
日本で就職をする時にどういう選択をしているか見ていると、
自分がホントにやりたいことに固執して
それ以外はやめたという人は少ないんですね。
就職試験を受ける時にたまたま受かってしまった会社に入社して、
そのまま一生その会社にいて終わるという人が結構たくさんいます。
その点これからは、どうせ選ばれるチャンスも少ないんだから、
自分の方が逆に選べばいいし、
給料とか世間体とかといったことを超越して探せば、
自分のしたい仕事は探せるんじゃないでしょうか。

天職は何かというと、何としても自分が好きな仕事を選ぶことです。
二番目は、今やってる仕事を好きになることです。
どちらでも好きになれば、
それが自分の天職と思っていいんじゃないかと思うんです。
人間は自分がこうなりたいと思った職に就くなんてことは
ほとんどないんです。
二番目でも三番目でも希望通りになったら
いい方と考えなきゃいけないんじゃないでしょうか。
ですから、おたくのお父さんが言ってるように、
みんながみんななりたいものになれるもんじゃないというのも事実だし、
死ぬ気になってやってもプロの野球選手になれないことも事実です。
だから、自分の出来る範囲内で、
自分が好きな仕事を探すというのが第一の目標ですね。





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