第148回
■納谷 光太郎さんからのQ(質問):中国に進出したい!

初めてお便りをさせて頂きます。

私は製造機械メーカーに勤めております
納谷 光太郎(31才)と申します。

近年の国内の不況に伴い我が社も当然業績が悪化しております。
公共工事及び新規都市計画の需要が先細り(無いと言っても過言ではありませんが)していく中において、ユーザーサイドに設備投資計画がまったくと言っていいほど上がらない状況です。

私どもは、日本での市場は死んだと結論を出し、中国に市場を移すという計画を立てました。
私は9月、12月と上海及び常熟を訪問致しました。
中国ではコンクリート平板(歩道などに施工しているカラーブロック)の種類がまだ少ないので、我が社の生産機械にて製造した製品は市場がない状態です。
ですから、まだまだ道のりは険しいのですが、市場が生まれてしまえば急速に需要が増える可能性があると考えております。
(今の中国は誰にも予測できないほどのスピードで発展しているように感じられますので、)

中国に訪問するまで私は中国に対して、あまり知識を持っていませんでした。
そこで先生の著書を中国を知るための第1ステップとして読ませて頂きました。
とても参考になり、感謝をしております。

これからも先生のサイトを拝見させて頂き、勉強したいと思っております.

お忙しい中、目を通して頂きありがとうございました。

先生にお目にかかり、お話が出来る機会を切に願っております。
これからもお体にお気を付けてくださいますようお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

コンクリートの機械メーカーをおやりのようですけども、いま生産事業は難しいところにあります。中でもコンクリート関係ということになりますと建設業界と関係していますので、日本で今1番低迷している分野の一つだと思います。したがって日本国内でどんなに努力されても先細りの仕事とお考えになられてよろしいのではないでしょうか。

ただ、同じ仕事でも経済が発展しているところと、経済が飽和状態に達したところでは当然違うわけであります。

中国へおいでになって、もしかしたら出来るかもしれないとお考えのようですから、今後は、どうやって展開するかについて何回も現地へ行って研究する必要があると思います。

中国で新しい仕事をやる場合に、単独でやれればよろしいのですけど、大抵の場合は向こうの人と組むことを考えると思います。それもやり方の一つですけど、組み方をひとつ間違えますと、ただでさえ仕事のことで頭が痛いのに、その相手とどう付き合うかに悩まされるということが起ります。

もっと具体的になったところで迷いが生じたら、私のところに相談を掛けてくれれば、いくらかお手伝いできることもあるのではと思います。


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