第167回
■高野さんからのQ(質問):住宅ローンはあぶない?

Q先生
QさんHP愛読者の高野と申します。
サービス業のサラリーマンです。
よろしくお願いします。

バブルの時に買ってしまった住宅のローンが固定金利の時期が過ぎて、変動金利になっています。

いまはデフレで金利も安くていいのですがこれからインフレになったら金利が急速に揚がってわたしのようなサラリーマンには払いきれなくなるという話しを聞きました。

今年中に固定金利でローンの借り換えをしたほうがいいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

バブルの時にマンションを買った人の大半がいま頭を抱えています。

中には払いきれなくなって破産宣言をする人も出てきていますけれど、たいていの人はしまったなと思っても、どうやったら負担を軽くできるかということを考えると思うんです。

この場合に当然考えられることは、以前は高い金利だったのを安くしてもらうために変動金利に替えることです。金利がどんどん下がってきた分だけ支払いも少なくてすめば、その分助かります。

しかしデフレの後はインフレだという心配もありますから、変動金利にしておくと、そのうちにまたもとの高い金利に戻ってしまうんじゃないかとまた心配になります。それならいっそのこと10年、15年と残っている支払いをいまの安い固定金利に据え置くという選択になります。

当然それもひとつの考え方だと思いますが、総じていえば、自分の持っている預金もほとんど金利が付かなくなっていますから、少し余裕のある人は、この際借金を減らしておくというのもひとつの方法なんですね。

ですから不時の出費に必要な金は残しておいて、あとはできるだけ借金の返済に充てて身軽になっておくというのもひとつの選択だと思います。


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