第297回
■ミツバチさんからのＱ（質問）：中国の健康産業のチャンスは？

どうぞよろしくお願いします。
一念発起してアパレル業界から転職をする予定の者です。

転職して転職先の日本の事業を
新しく中国でスタートさせたいと考えています。
養蜂から始めロイヤルゼリー等の商品を
中国で生産から販売までの事業化が目標です。
日本で実績のあるダイレクト販売で
独自の健康食品や化粧品を売りたいのです。
今、中国でそうしたマーケット、
商品の可能性はいかがでしょうか。
中国での可能性を教えて下さい。

■ＱさんからのＡ（答え）

いままでアパレルの仕事をやっていたのをこれから転職して、
できれば中国で健康産業をやりたいという話ですけど、
それは日本人が日本にいて考えることですね。

日本のアパレルは、ほぼ飽和点に達して
新規にその中へ入って
彗星のごとくみなの注目を浴びるようになるのは
だんだん難しくなっています。
その代わり年寄りばかりの時代に入っていますから、
当然健康というものに関心が集中して、
いま右を向いても左を向いても健康産業ばかりです。
みなさんが健康産業がいいと考えるのもそのせいでしょう。

中国はむしろこれからやっとアパレルに入るところです。
ですからアパレルをやめて健康産業をやるなら
日本でやるべきであって、
中国へ行ってやるべきことではないと思います。
中国もこれから老齢化が少しずつ進んでいきますけど、
その前に経済が発展する段階がありますので、
中国で仕事がおやりになりたいのであれば
私にお聞きになるのではなくて
自分で行って現地で勉強しないと第一歩が踏み出せないと思います。