第299回
■P・NからのQ(質問):インド、ネパール、スリランカ

先生の本にはなぜか、
インド、ネパールやスリランカの話題が少ないですね。
インド人の門番の件とかは拝見しましたが、
あの地域はお嫌いですか。

今後漢方薬がメシの種になるというのも、
このeで読みましたが、
現在、日本で漢方薬を積極的に扱っている店に、
裕福そうなところはありません。
それは、ヨーガ教室にも言えますが。
私は昔から、西洋医療と漢方医療が比較されるのに、
なぜインド式医療には誰も注目しないのか不思議でなりません。

私としては、漢方医療とインド式医療はよく似ているが、
実は漢方医療はインド式医療を基に
独自に発展していったのではないか、と考えています。

先生の見解をお願いします。


■QさんからのA(答え)

私がインドやネパールやスリランカの話をあまり書かないから、
興味がないのではないかという話ですけど、
インドもネパールもスリランカも一通りは旅行に行っております。
私の友達の中には、コロンボにオフィスまで作って
やっていた人もいたんですけど、
内戦で事務所まで全部焼かれてしまいした。
ご本人は事務所にいなかったから命は助かったけれど、
カントリーリスクも考慮に入れて行動する必要があります。

スリランカはとても魅力のあるところで、
コロンボという首都のある西側は
夕日のとても綺麗なところなんです。
海のそばのホテルに泊まって夕日を見ながら
カレーライスを食べるというのはなかなかいいんです。
ことに向こうの人は一生懸命サービスしてくれますので、
お金を払えば王侯貴族のような生活ができます。
仕事を成功させるのは大へんですけれど
旅行に行ってお金を使うのなら、もう少し治安がよくなったら
またやりたいと思ってることの一つです。
でもとても貧乏なところですから、
経済が発展するところまで辿りつくのに時間がかかります。
特別のコネがない限り、金儲けは難しいでしょうね。
このなかで最近インドは、
IT関係でものすごい勢いで進んでおりますから、
中国の発展が終われば、次はインドかロシアか
ということになるでしょう。
でも、日本人にとって仕事のやれるところということになると、
もっとずっと近い中国に手があがりますね。

医学はそれぞれの土地で起こる風土病も対象になりますから、
アラビアはアラビアの、インドはインドの医学があって当然です。
日本の昔の医学は漢方と言われるように
中国大陸から伝来したものですが、
そのまま日本に通用するものではありません。
当然日本流の治療法があって然るべきだと思います。
中国の漢方の中にも仏教や回教の伝来につれて、
西方からもたらされたものもあるでしょう。
グローバル化の時代ですから、
今後、比較医学の研究がもっと進むといいですね。


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