第347回
■神戸の健ちゃんさんからのQ(質問):反体制派は他にもいます

私は、いわゆる一流大学を卒業し、
1992年に当時一流といわれた大手都市銀行に就職しました。
が、銀行内での不良債権隠しの仕事などに
嫌気がさしたこともあり、3年で退職し、
父親の経営する鉄工所に就職しました。
つくづく思うのは、中小企業が、
銀行に利息を払ってあげていること、法人税、相続税など
国にも貢献していることです。
私のような立場の人間、
いわゆる大手の一流企業のエゴに嫌気がさしてやめて、
今新しい道を歩んでいる人も結構多いです。

海外組みもそうですが、
国内にいるわれわれも反体制派なんじゃないでしょうか?
新しい風をこの国に吹き込めるのは
私たちだと信じてがんばっています。
だめだといわれる製造業で、ちゃんと儲けを出して、
やっていくことが、どれだけ人に希望を与えられるか?
そんなことを考えながら日々努力しております。


■QさんからのA(答え)

私がいままでの体制派に対して
新しい仕事をやる人は
言ってみれば反体制派ですねと書いたことに
賛成されたんだと思いますけど、
いままでお勤めになっていた銀行も
今のあなたの立場から見れば既成秩序といってよろしいと思います。

そういう既成秩序に対して批判のある人は
当然そこから出て、
体制をどう変えていくかということを考える立場です。
あなたの場合は、たまたま自分の親の家業があって、
それを継いでなんとかちゃんとソロバンに乗せて
おやりになっているようですけど、
いまの世の中、家業の方も駄目になる人の方が多いんです。
だからそれを何とか立て直せれば
それはそれで何よりのことだと思います。

でもいま日本の国で起きていることは、
銀行も駄目になっているけれど、
それに負けず家業も痛めつけられています。
それを立て直すのにいままでと同じやり方では
やって行けないのが大半です。
過去の体験や常識にわずらわされないで、
次の時代を築ける人なら、国の内外を問わず反体制派でしょうね。


←前回記事へ 2003年8月12日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ