第348回
■フレッドさんからのQ(質問):将来設計・人生観

僕はQさんの大ファンですがそれには理由があります。
それは現実のこの世の中でどう渡りあうかという側面から、
今まで僕には無かった新しい価値観を、
説教くさくではなく愉快な語り口で見せてくれるからです。

僕も作家と呼ばれる仕事をしていますが、
30代半ばにいたる現在まで、およそ将来設計や投資、
老後の計画などというものは自分とは全く関係のない
世界の出来事だと思って生きてきました。
今まで投資はおろか貯金というものすらしたことも、
考えたことも全くありません。

そのようなものは守りに入る人間のするものであって、
まだまだ攻め続けようと思う自分にはふさわしくない
世界の出来事だと遠ざけてきたのです。

お金というのは自分自身のその時点での
目的のために使うものだと考え、
あればあるだけ自分の目標の為に全部使いきり、
残しておくという習慣が一切なかったのです。
それでいて常にお金が無くて貧乏な暮らしでも、
恥ずかしいとか苦しいという風にもあまり感じていませんでした。
僕はどうも変に楽観的で、
将来が不安だとか心配だとかという回路が
内蔵されていない人間なのだと思います。

しかし近頃になり、
将来が不安だから備えておこうとかいう理由ではなく、
貯金をし資産を作り投資し働かせるのだということが、
とても面白そうだと感じるようになりました。
ギャンブルとしてではなく、
様々に変化し続ける現実世界を相手に、
制覇しコントロールする一種のゲームとしての
楽しみを感じるからです。Qさんの影響です。

現在わずかずつですが自分の収入をとっておき、
初めて貯金というものに挑戦しています。
ある程度まとまったらいくらかを残し、
いくらかを中国株に投資するつもりで、
それまでにある程度勉強をしておこうと思っています。
不安を取り除くために何かする気にはなれないのですが、
楽しかったり面白そうだと思えるものの為になら
何でもできる気がするのです。
早くお金が貯まって、
初めて投資ができる日がくるのが今から楽しみです。

ところで、僕は宗教や精神世界といったものに昔から興味があり、
20代のころからいくつかそういう本を読んできましたが、
最近になって決定的なものに出会いました。
スウェーデンボルグです。
今まで納得したくても、
仏教にもキリスト教にも今ひとつ完全には納得がいかなかった
霊的な世界の解釈について、
これほどまでに合理的に
その全体像を見せてくれる著者はいないと感じました。
現に数世紀にわたって彼の影響を受けた
作家や芸術家が多いようです。
現在の精神面での僕のお手本がスウェーデンボルグです。

そこで僕が現在尊敬している、
現実面でのもう一人のお手本であるQさんに
是非聞いてみたいのです。
Qさんは宗教やあの世、輪廻転生といったことに対して、
どういう解釈をお持ちなのでしょうか。
あるいは何か信条のようなものをお持ちでしょうか。
中国にもそのようなものの優れた歴史がありますね。
もし何か差し支えがなければ
現在のQさんのお考えを聞いてみたいものです。
何しろQさんはもうずいぶん前から
向こう側にいく準備をされているはずだから、
向こう側で自分がどういう生活を送るのか大体のイメージを
持っているのはと考えるのです。

それでは、いつも楽しみに読んでおります。


■QさんからのA(答え)

物書きの仕事をおやりになっていて
金のことなんかあまり考えなかったということですけど、
私はそれでも別に構わないと思うんです。
お金のことだけで人生が決まるわけではありません。

お金以外に生き甲斐があれば、それでもよろしいわけだし、
その代わりそういうやり方をすれば、
それなりの因果応報といいますか、
お金で苦しんだり、貧乏したりということがあります。
でも、私の周りを見ていても、
お金持ちになる人もおれば、
いつまでも貧乏しているのもおりまして、
その二人の生活のどっちがいいのかと聞かれると、
お金のある人は、自分のところにくる人はみんな、
自分の懐を狙っているんじゃないかと思いながら生きているし、
貧乏な人は狙われる懐が無いだけ幸せということも言えるわけです。
そういうような意味では、自分の考え方が変われば、
それによって自分の生活のスタイルも変えるというので
よろしいのではないでしょうか。

ご承知のように人間の歴史はずっと宗教の歴史でもありました。
国、つまり王様が支配する世界と宗教が支配する世界とがあって、
それがお互いにケンカをしたり、一緒になったりしてきたのが、
われわれの祖先たちが生きてきた世界でした。
それが今後どういう方向に動いて行くかといったことについても、
人間の物の見方は一人一人違うと思います。

私の場合は、宗教も国も人間が作ったもので
神様が創ったものではないと思っております。
したがって自分が見たこともない来世がどうなるかについて
あれこれ言う資格はありません。
いま生きている世の中についてさえ
知らないことが山ほどあるのですから。


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