第360回
■サチコさんからのQ(質問):中国株の銘柄数は?

毎日のコラムの更新本当に楽しみです。

以前、先生は個人の銘柄所有は
せいぜい2〜3銘柄がいいのではないかと、
管理しやすいからと発言された記憶があるのですが・・・・

すでに、ご推奨の中国のパソコンメーカーと、
高速道路株を取得していますが、
もう少し中国株に投資したいと思っています。

魅力のある会社がたくさんあるので、
他の銘柄も買って見たいと思いましたが、
先生のお話を思い出して
手持ちの銘柄を買い増そうかと迷っています。
ご意見を聞かせて下さい。


■QさんからのA(答え)

株をやる場合にあんまりたくさん銘柄を買うと
上がる株があっても、下がる株もあって結局平均化されてしまいます。
ですから一つか二つの上がりそうな株だけ
買えばいいという話をしたことがあります。

しかし、集中してねらった株が当たらなかったら
えらい目に遭いますから、どちらのやり方にも一長一短があります。
しかし私のところに相談にくる人を見ておりますと、
自分で投資信託をやっているのかというほど
たくさんの銘柄を持っている人が圧倒的に多いんです。
しかも、上がる株はすぐ売っちゃって、
下がる株は上がるまで待つということになりますから、
日本国中のボロ株を集めているということになります。
こうした傾向はその人の性格にもよりますけども、
なるべく持つ株を絞るように努力をする必要があります。

これから中国の株を買うといった場合、日本人が買える株の中にも
高度成長によって成長する株がかなりありますが、
その中でも人民元が高くなったときに
輸出の影響をあまり受けない会社、
つまり国内市場向けの商品を扱っている企業、
もしくはそもそも為替相場とは無関係に成長する株が
狙い目になると思います。
たとえば高速道路の会社は、
国内の自動車の普及が進めば車が増えた分だけ収入が上がります。
但しそう急速には収入が増えません。
そういうことを頭に入れて
銘柄の選択をする必要があります。
一年に30%ぐらいづつ成長する会社であれば3年で倍になります。
そういった会社がわれわれの買える範囲内でも
十ぐらいはありますから、その中から自分がこれはと思った株を
買えばいいのですから、銘柄をふやすことに反対はありません。


←前回記事へ 2003年8月25日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ