第385回
■タンタローさんからのQ(質問):我が国の財政状況

我が国の財政状況は、国債の格付け等がしめすように、
とうに破綻していると思います。

国地方の借財は、700兆円オーバー、国の年金積み立て不足や
特殊法人の赤字その他を加えると、
一説には1,600兆円ともいわれています。
借換え債の償還や毎年の増発分をいれると、
100兆円発行されているようです。
まあ、1,600兆円はともかくとしても、
国地方の税収が約80兆円では誰が考えても
どうしようもない状態です。

回避策としては、今いわれている
(1)財産税(2)ハイパーインフレ(3)徳政令などが
あるように思われます。

政治家や役人は全くあてにならない我が国国民は、
それらを視野にいれて、それらの可能性がどのくらいあるのか、
また、そうだとしたらどのように考え行動していったら、
財産の保全が可能なのかご教示頂きたいと思います。


■QさんからのA(答え)

世の中には心配性の人が結構たくさんおりまして、
国の財政が破綻するんじゃないかということを
このコーナーに送ってこられる人も一人や二人ではありません。

国がピンチに陥るということがないとはいいませんけど、
国がピンチに陥ることより、
自分がピンチに陥らないように努力することの方がよほど大切です。
もちろん国の財政がどうなるかということを大体頭に置いて、
その被害を受けないように努力するということが
あなたがまずしなければならないことです。

財産税とか徳政令とかいろいろ言われていますけども、
もし財産税をとられるのが不可避だということになったら、
財産を持たなければ取られる心配はありません。
それから人にお金を貸してなければ
徳政令で棒引きにされることもありません。
むしろ徳政令を逆手にとって
人から借金をして返さないようにするという考え方もあります。
現に「借金は返すな」という本が
ベストセラーにもなったりしているくらいですから。

そういう難しい世の中にあっても自分がちゃんとやっていけて、
人に迷惑を掛けないようにするためにはどうしたらいいか。
そういうことに頭を使うことが大切だと思います。


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2003年9月19日(金)

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