第513回
■株屋さんからのＱ（質問）：特定口座について

邱先生こんにちは。
こちらのホームページはいつも触発されることが多く、
仕事の壁にぶつかった時、
先生だったらどのように考えるだろうかと
常々参考にさせていただいています。

早々なのですが、この年末までにということで、
証券会社から特定口座開設の催促が来ているのですが、
どうして証券会社はこのように何度も何度も
特定口座開設にやっきになってるのでしょうか。
一時騒がれた電話のマイラインもなにがなんだかわからないので、
不明朗なことは手をつけないということで、けっきょくどこも入らず、
これと比較するのはトンチンカンなのかもしれませんが、
１． 口座開設は本当に我々にメリットがあるものなのか。
２． 証券会社にどのようなメリットがあるのか。
３． 口座未開設時のデメリット。

たくさんの資料を読んでも通りいっぺんのことは書いてあるのですが、
なかなかわかりません。
先生ならばどのように考えるのでしょうか。
北京オリンピック･上海万博と日本の64年･70年のような
ビッグイベントが続きますのでぜひ先生といっしょに
こういったイベントを見たり考えたり
おしえていただきたいことばかりなので、
今後もよろしくお願いいたします。

■ＱさんからのＡ（答え）

証券会社の特定口座というのが何のことなのか、私にはわかりません。
たぶん、ある証券会社で口座を作ってくれないか
という話じゃないかと思います。
口座を作るということはそこで取引をしてくれるきっかけになるし、
やがてそれが証券会社の手数料収入にも
繋がっていくということでしょう。

証券会社はあなたがいくら金を落としてくれるかに関心があるので、
大きな取引をやるようになれば向こうが自然に大事にしてくれます。
しかし、初めからそういうことができるわけもありません。
ですから、きめ細かく面倒を見てほしいとお考えになるなら、
中小証券会社の人と個人的に親しくなる方が
いいんじゃないかと思います。

私の場合は、三大証券の人と付き合いはございますけど、
株を買う時はもっと小さな証券会社を使います。
小さい方が丁寧に扱ってくれますので、
株を買う方としては気持ちがいいですね。

※特定口座の詳細については
山田淳一郎さんのコラム「納税者がトクをする税金の話」第１回をご覧下さい。