第628回
■食いしん坊さんからのQ(質問):秘蔵のステーキ屋さん

邱先生 こんにちは。
台湾在住の食いしん坊です。

台湾での日本料理屋改造のお話をとても面白く拝読いたしました。
私は、台湾で「美味しくないなぁ」と思う食べ物が4つあります

(1)菜パン、(2)義大利麺(スパゲッティ)、(3)カレー、(4)ステーキです。
このうち(1)〜(3)は、最近、台北市では、
値ごろで、味も何とか及第点のお店が増えてきたように思います。
ただ、(4)のステーキは、
大衆向けのチェーン店(我家牛排や貴族牛排)でも、
割りに高級感のあるお店でも、食べる度にがっかりしてしまいます。
牛肉そのものは兎も角として、ソースがどうもパッとしないのです。
台湾のステーキ屋では、意味不明な味の「ブラックペッパーソース」か、
やたらと甘酸っぱい「マッシュルームソース」の2種類と
相場が決まっているようです。
そのソースが、どうしても美味しいとは思えません。
台湾の人々は、昔から、この味に慣れ親しんでいるでしょうし、
ステーキ屋もかなり普及しており、結構繁盛しているようなので、
「大きなお世話だっ」と言う声が聞こえて来そうですが、
やはり日本風のステーキのほうが、断然美味しく思えます。

もし、台湾に、邱先生秘蔵のステーキ屋さんがありましたら、
こっそり耳打ちをしていただけないものでしょうか?


■QさんからのA(答え)

台湾の料理の世界にも大きな変化がきています。
大半のメーカーが日本より激しく中国大陸に引越しをして、
サービスを中心の社会に変わりましたので、
新しく商売をやるということになったら、
食べることか、年寄りの面倒を見ることか、になってきております。

したがって、今までの中華料理屋にも変化が起きて来て、
前は家族や宴会向けの料理屋だったのが、
少人数で若い人がメシをを食いに行くのにふさわしい、
インテリアや、料理の出し方に変わっています。
その一方で日本からの影響もあって、スカイラークを始めとして、
カレーライスからすし屋から何でもあります。

日本のステーキ屋さんも何十年も前から行っているんですけど、
台湾の牛肉はアメリカやオーストラリアの肉が多いですから、
日本の神戸牛みたいな高いものは来る人が限られて
なかなか思うように行かないようです。
私も人に連れられて何回か行ったことがありますけども、
なかなか馴染めなくて、いまだにこれという店にはぶつかっていません。


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