第635回
■ずれたろうさんからのＱ（質問）：ズレているのですか

いつも楽しく拝見させていただいています。
Ｑ先生にとっては、いやというほどのありふれた質問でしょうが、
よろしくお願いいたします。

少しばかりやっていた日本株が昨年秋頃、
なぜか市場の方向感が感じられなくなり、
しばらく休んで今年の２月中旬頃全株を中国株に乗り換えました。
不景気の中でも少しばかり儲ける楽しさが日本株にはあったのですが、
ここのところの中国市場の指数は軒並み前日比マイナスです。

連日好況が報道されている中国ですが、その割には下がり一方です。
もちろん銘柄によってはよいのもあるのでしょうが、
経済のパイは上昇一方そのギャップが理解できません。
その訳をお教えください。私のねらい目が、ズレているのでしょうか。
ちなみに私の持ち株は
香港の不動産が３社、石油株を１社、海運を１社、電力を１社です。

■ＱさんからのＡ（答え）

あなたは株の経験はそんなに長くないと思います。
株というのはとてもよく下がるものなんです。
初めてそれを経験して、びっくりしているようですけども、
むしろそれは当たり前とお考えになって、
それにどうやって耐えていくかが株式投資なんです。
買ったらすぐ上がるということはありません。
いつも私が言ってますけど、
株は買えば必ず下がるし売れば必ず上がります。
そういった経験を繰り返す中で、
自分はどうやってそれに耐えていくかということを次第に身に付ける、
ということだと思うんです。

一番大切なことは、やっている事が傾向として間違っていないか、
ということでありまして、
日本がほとんど盛りを過ぎてしまって、
これからは中国は経済が発展するところにある、
そして株式投資は経済が発展するところでやる方がチャンスが多い
ということは間違いありませんので、
全然心配することはないと思います。
心配すべきはご自分の態度です。