■QさんからのA(答え)
食べ物について中国人はうるさいんですけど、
お酒については音痴だと私は思っています。
食べるのも飲むのもよく研究しているのはフランス人だと思います。
日本人の方が中国人よりはましですね。
中国人は食べる事についてはうるさいんですけども、
あれだけ広い所でお酒の種類は数えるほどしかありません。
例えばみなさんがよく知っているのは
老酒(ラオチュウ)と呼ばれる紹興酒と、
もうひとつは白酒(パイチュウ)といって
高梁(コウリャン)から作るものもあれば、
ソバからも作るものもありますが、大体50度くらいあって、
火をつけると燃えます。
それで乾杯をするわけですから舌の感覚は無視されます。
そういう所へビールが入ってきたんですが、
中国では日本のようにビールを造るのに
いちいち政府の許可がいりませんので、
一番多い時はビールの会社は800軒ぐらいあったと言われています。
嘘八百のような話ですけど、
いまは大きな会社が小さな会社を
吸収合併している段階にあると思います。
ビールの値段は日本の10分の1ぐらいですから
水の代わりに飲まれていて、ものすごい勢いで普及しております。
それが青島ビールの株価にも反映しているということです。
しかし、そういう中国人も世界的な食生活の影響を受けて
段々お酒を飲み方にもうるさくなる方向にあると思います。
やがて世界中のハイクラスの人たちがワインを飲むように、
中国人がワインを飲むようになる時代が来ると思います。
でもいまはまだ中国の酒は後進国の酒に属すると私は見ております。
|