第692回
■周さんからのQ(質問):株価が伸びない数年がくる?

昔から先生の本にはお世話になっています。
先生の本を読んでいて、
現在の中国の経済や株の状況は
1960年頃の日本とよく似ているとあります。
その頃の日本の株価を調べてみたのですが、
1960年から1968年にかけての8年間程、
株価がほとんど上昇していないことに気づきました。
とても意外だったのですが、これはどういう原因なのでしょうか。
また、現在の中国株においてもこういうことは起こり得るのでしょうか。

この間、日本の国民総生産は毎年10%以上の伸びで成長しています。
1962−64年のオリンピック景気、65−70年のいざなぎ景気、
そんな好況の状況にあって株価が伸びていないのは不思議でなりません。
中国経済および中国株の将来には、
とても希望を持っていてほとんど確信に近いものもあるのですが、
この日本の1960年代の株価のように好況にも関わらず
株価が伸びないような数年が
中国株にもやってくる可能性があるのでしょうか。

お手数をおかけ致しますが、教えてくださったらありがたいです。
よろしくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

私が中国の経済は日本の1960年頃
つまり昭和35年頃に似ていると言ったのは
もう5、6年も前のことであります。
その時の本をお読みになって
そうお考えになっているのかもしれませんけど、
その時よりは時間が過ぎておりますので、
今の中国は1965、6年頃の日本と同じと
お考え頂いた方がよろしいと思います。
したがって今の中国で起っていることは、
1989年から以後、日本のバブルがはじけた所には
まだ到達していません。
中国で今株価が下がったりしているのは
バブルがはじけたのとは違うとお考えになった方がいいでしょう。

しばらく中国の株が上がってないと言いますけど、
例えばH株だって1年間に倍以上上がっているんです。
それを全く日本と同じ動きとお考えになるよりも
似たような動きの中で
中国の場合はどう違うかと考えた方がよろしいと思います。
株というのは待つことなんです。
待つのが株式投資なんです。
ですからそこの所でイライラする人は
株をやらない方がいいと思います。
どうか知恵を働かせるのは10%ぐらいで
後は全部我慢料だということでじっと我慢して下さい。


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