第728回
■YさんからのQ(質問):中国の広告業界でのチャンス

今年の3月から縁あって毎月中国(大連市)に行くようにしています。
旅費はきついですが、
まずは自分で行って自分の目で見て
ビジネスチャンスを見つけようと心がけております。
色んな人と話し、その中で自分のビジネスプランを見つけていこうと
心がけている日々です。

私は28の時に広告代理店を独立して今2年目を迎えています。
まだまだ軌道に乗っていませんが、
マーケットを田舎の山口県だけにこだわらず、
中国にも目を向けようと思っております。

先生は今後中国の広告業界はどうなると思われますか?
私は大連市より、北京・上海で事業展開を計るべきでしょうか?
宜しければ先生のご意見をお聞かせください。
宜しくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

広告のような商売は、一種の虚業にあたります。
物を作るわけじゃなくて、
物を作った人の手伝いをして売るためにあるわけですから、
商売が発展して、物を売るチャンスが増えれば
当然広告は大きな仕事になっていきます。
電通が大きくなっていくプロセスを私たちは見ておりますから、
それと同じことがこれからの中国にも当然起こると思います。

しかし、日本の広告業界によその国の広告屋が入ったのは、
あまりご覧になっていないと思います。
それは広告は企業と密接に繋がっていて、
日本人に判るアイディアを広告へ反映させる
ということが出来ないと、うまくいかないからです。
外国人にとっては難しいことの一つです。
グローバル化と言いましても、
それぞれの土地の気風とか、みんなの心理の反応だとかは
微妙に違うんです。

ですから日本人が大連へ行って、すぐ広告屋が出来るとは
お考えにならない方がいいと思います。
何が何でもあなたに仕事をくれてやるという
スポンサーが現れれば別ですが。


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