第850回
T.O.さんからのQ(質問):書店ビジネスについて

邱先生の30年来のファンです。
小生の親友が地方都市で老舗の書店を経営しておりますが、
最近の大型店、インターネットなどで販売ルートが変わりました。

先生はここまで言えば、
最後まで聞かれずに、即刻廃業、転業しなさい
と言われると思いますが、
これをやめれば高齢でもあり、他にあてのある仕事はありません。
このような者にはどんなアドバイスをされますか。

先生の関心のあるお相手は、
資力のある、若い、有能で元気のいい人間です。
勿論、そうでなければご多忙な先生には
時間の浪費ということになりましよう。
しかし、このような圧倒的に大多数の弱者に対してアドバイス、
書店ビジネスについての先生のお考え、アイデアを
お聞かせいただければ幸甚です。
ご多忙のところ恐縮です。お世話になります。


■QさんからのA(答え)

大多数の人をどうするかというのは政治家のやる仕事です。
でも政治家もいいかげんなやり方をしていますので、
あまり当てになりません。
私が言っているのは生活をしていくためには、
どういうやり方をするかということで、
それに対応することの出来ない人を救うのは
お釈迦様かキリストにでもやってもらう以外に方法はないと思います。

私の言っていることは
どうやったらいまの世の中の構造の中で脱落しないですむか、
そのためにはどうすればいいのかということです。
したがって、地球上の全部の人に通用することではないんです。

世の中にはお金の儲かる新しいビジネスがありますが、
その蔭にかくれて次第に駄目になるビジネスもあります。
私も書店を10軒ほど持っていますが、
駄目になる商売の一つと考えています。
ではなぜやっているかと言うと、
本の好きな人に役立っているし、
店をしまうまでにはまだ何年かある思っているからです。
但し、必ずいつかは駄目になると思っていますので、
やめる時にそんなに苦労しないですむように
いまから準備しています。


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